Illustrator(イラストレーター)はプロのデザイナーが利用する描画ソフトです。前回の記事のPhotoshopと一緒に使われるデザインには必須のソフトなので、ぜひこの機会に基本をおさえてみてください。

Index
1.まず初めに…「Illustrator」ってなに??
2.「Illustrator」が得意なこと
3.Illustratorのバージョン
4.実際の仕事でのPhotoshopとIllustratorの使い分け
5.Illustratorとよく比較されるソフト

 

 

1.まず初めに…「Illustrator」ってなに??

illustrator(イラストレーター)はデザイン系描画の定番ソフトです。ドロー系(ベクター系)グラフィック制作ソフトと言われるソフトのひとつでイラストを描いたり、ロゴデザインやチラシなどを作るときに必要となります。

 

2.「Illustrator」が得意なこと

1.イラストの描画
“イラストレーター”という名前の通り、イラストを描くことは得意分野です。キャラクターデザインや挿絵のイラストなどはイラストレータを使って描いたデータが重宝されます。

 

2.レイアウトデザイン
グラフィックデザイナーとしての仕事では、イラストレータのソフトを使ってレイアウトすることがほとんどです。パッケージデザイン、ポスター、チラシ、DM、広告物(雑誌・新聞・車内吊りなど)をイラストレータを使って作ります。

 

3.Web素材の作成
WebのデザインはPhotoshopを使うことが多いのですが、Webデザイン内のロゴなどはイラストレーターで作ります。イラストレータで作りやすいものは、イラストレーターで制作し、その素材をPhotoshopでレイアウトする、、という手順です。それぞれのソフトの得意分野を知ることで作業効率もアップします。

 

3.Illustratorのバージョン

Photoshopとは違い、Illustratorは1種類しかありませんが、“バージョン”があります。2012年現在ではIllustrator CS5が最新版ですが、頻繁にバージョンアップしています。バージョンアップしても基本的機能は変わらず、より高機能なツールがプラスされていっている印象です。
基本操作はあまりかわらないので個人的に使うのであれば、最新版のillustratorへアップデートする必要はとくにないかと思います。(毎回アップデートしていると出費がかさむので…w)

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4.実際の仕事でのPhotoshopとIllustratorの使い分け

特にグラフィックデザイン・DTPデザインでは、PhotoshopとIllustratorは仕事では一緒に使うことがほとんどです。実際の例をあげてソフトを使い分けをご紹介したいと思います。
【ポスターを作るとき】

このように、写真の編集加工をPhotoshopで。レイアウトをillustratorで行ないます。

 

5.Illustratorとよく比較されるソフト

1.Web系描画ソフト「Fireworks」
特に今からWebデザイナーを目指す方は、IllstratorとFireworksの違いが気になるところだと思います。FireworksとDreamweaverが使えればWebを作る事は可能です。しかしIllustratorの方が断然高機能であり、またDTP(紙媒体)デザインではIllustratorは必須なので、将来的にDTP系のデザインとWebデザインも両方を目指したい方は、Illustratorをマスターしておくことをオススメします。

2.フリーソフト「Inkscape」
Illustratorはプロ用ソフトなのでなかなか高額です。初めから購入はちょっと…という方は、類似のフリーソフトで試してみるのもいいかもしれません。おなじ描画ソフトとして有名なInkscape。仕事の現場では見かけませんが、「まずは趣味や個人的な利用でイラストを描いてみたい!」という方はフリーソフトから入るのもいいかと思います。

参考:Illustratorのようにベクター画像を扱うフリーソフト「Inkscape」

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