“手に職をつけたい”と思う方は今年は例年よりも多いそうです。デザイナーになるために資格は必須ではありませんが、初心者の方にはステップアップの方法として資格取得を目指すのもいいかと思います。

目次

■全くの初心者の方に資格取得をオススメする3つの理由
■クリエイター系資格のまとめ
 1.Webクリエイター能力認定試験
 2.Illustratorクリエイター能力認定試験
 3.Photoshopクリエイター能力認定試験
 4.DTPエキスパート認証試験
 5.色彩検定
 6.その他の資格

全くの初心者の方に資格取得をオススメする3つの理由

デザイナー・クリエイターを目指す時に資格は必須ではありません。資格よりも作品(ポートフォリオ)や実績などが重視される世界です。しかし、初心者さんにとっては“初めから自分の作品をつくる”というのはなかなかハードルが高いものですよね。
資格取得を目標にするにはこんなメリットもあります。


1.習得するべき点のみを効率的に勉強できる
試験問題をみると、たくさんの知識や技術の中から、知っておくと便利な内容がよくまとめられています。デザインに関することのゼロから100の全てを身につけることは不可能です。まずは資格取得を目標に、全体の要点を段階的に習得することで無理なくスキルアップが可能になるかと思います。

2.期限があるから頑張れる
特に仕事をしながら勉強している人や、就職活動の前にスキルアップを目指している方にとって、「勉強」は後回しになりやすいもの。他にもたくさん優先事項があると、ついつい勉強は「明日でいいや」となってしまいます。資格取得を

3.やっぱりこれ!履歴書にかける
履歴書にかけることで、面接の時にはアピールの材料にもなります。例えば“Photoshopが使える”といってもレベルは人それぞれ。ポートフォリオの作品でアピールできるものがあれば一番いいのですが、作品の数が少ない人や別業種からの転職の方は、“Photoshopクリエイター能力認定試験○級”ということである一定レベルのスキルの証明になります。

クリエイター系資格のまとめ

1.Webクリエイター能力認定試験
【基本情報】
試験日時:認定試験会場では随時受付
受験料*: 初級/5,400円 上級/6,900円
(詳細は各お申し込み試験会場にご確認ください。)

【試験内容】
上級:HTML、CSSに関する深い知識を有し、仕様書に基づいたWebページ制作を正しい理解のもとに行うことができる。また、高度なCSSレイアウトを駆使し、Webサイトのページデザインを行うことができる。
初級:HTML、CSSに関する基本的な知識を有し、標準的なWebページのソースを見て、内容を正しく理解し、適切な追記・修正を行うことができる。また、仕様書に基づき、文書の構造化やCSSによる簡単なレイアウトを行うことができる。

Webクリエイター能力認定試験は、初級、上級ともに比較的基礎的な内容になります。HTMLコードを重点的に行なうので、基本的なWebデザインの仕組みを勉強するのに適している資格だと思います。試験監督としてこの試験に携わりましたが受験生の合格率も高く、みなさんが高得点で合格していました。まずはWebの基本を勉強したいという方の初めのステップにオススメの資格です。

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2.Illustratorクリエイター能力認定試験
【基本情報】
試験日時:認定試験会場では随時受付
受験料: エキスパート: 8,000円/スタンダード: 7,000円

【試験内容】
スタンダード:Illustrator®を活用し、指示通りの作業を正確かつ合理的に行う事ができる。
・作業指示書に基づいた制作ができる。
・Illustrator の基本的な操作ができる。

エキスパート:Illustrator®を活用し、クライアントのニーズに対応した創造性の高いコンテンツ制作ができる。
・デザインコンセプトや表現の目的に応じて適切な機能を選択し、表現できる。
・DTP/Web デザインに関する基本的な知識がある。

スタンダード、エキスパートともに実技試験があります。実際にイラストレーターを使ってデータを作成し、データ提出する形式のテストです。実践で役立つような内容を習得できるので、デザイナーのたまごさんにも勉強になる試験内容だと思います。2011年から出題の内容やレベルが変わったので以前から勉強していた方は注意してください。

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3.Photoshopクリエイター認証試験
【基本情報】
試験日時:認定試験会場では随時受付
受験料: エキスパート: 8,000円/スタンダード: 7,000円

【試験内容】
エキスパート:Photoshop®を活用し、クライアントのニーズに対応した創造性の高いコンテンツ制作ができる。
・デザインコンセプトや表現の目的に応じて適切な機能を選択し、表現できる。
・ DTP/Web デザインに関する基本的な知識がある。
スタンダード:Photoshop®を活用し、指示通りの作業を正確かつ合理的に行う事ができる。
・作業指示書に基づいた制作ができる。
・Photoshop の基本的な操作ができる。

Photsohopクリエイター能力認定試験もIllustratorクリエイター能力認定試験と同様に、実技試験が要になってくる試験です。Photoshopで制作したデータを納品する形式の試験です。こちらも初心者の方〜デザイナーのたまごさん向けにオススメの資格です。

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4.DTPエキスパート認証試験
【基本情報】
年2回(3月・8月)
次回日程:2012年3月11日(日)
受験申請受付期間:2012年1月11日~2月10日
(※個人Web申請は、1月5日~2月17日まで受付)
受験料:20,000円

【試験内容】
学科試験 多肢選択形式(第一部:120分 第ニ部:120分)全4時間
課題制作 作品と制作指示書の提出
認証期間:2年間
※認証継続のためには更新試験を受験が必要。

筆記試験、課題制作ともにとても大変な資格試験。グラフィックデザイナーの方より印刷業界の方の取得希望が多い試験です。一日で4時間の筆記試験(マーク式)のあと、1ヶ月間で実技の課題制作があります。旅行パンフレットのチラシ(ペラ)&制作指示書が実技課題となります。詳細は筆記試験当日に発表です。

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5.色彩検定

【基本情報】
夏期申込期間:3月26日~5月10日
受験日:3級・2級 6月24日

冬期申込期間:8月27日~9月27日
3級・2級・1級:11月11日
1級2次:12月16日
受験料:1級 15,000円/2級 10,000円/3級 7,000円

【試験内容】
色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験。

色彩に関する知識問題。マーク式の筆記テストです。学生から社会人まで幅広い層が受験されています。1級は1次と2次の2日間が試験日となります。

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6.その他のデザイン系試験
他にもクリエイティブ系の資格試験があります。こちらも併せてチェックしてみてください。
インテリアコーディネーター
カラーコーディネーター検定
CGクリエイター検定
Webデザイナー検定
マルチメディア検定ベーシック